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2012年3月 8日 (木)

春の訪れ

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お客様より頂戴したお花で、いつも心を和まされ春の訪れを
実感しています。
愛らしい桃の花。
桜より早い時期に花開く桃の姿は、花ことばの通りにチャーミング。
この花の美しい色から、「桃色」という色の名が生まれました。
万葉のころから霊力のある木とされてきた桃。
桃から産まれる桃太郎のお話にも通じ、中国では仙人の果実と
いわれて、豊穣と多産の象徴とされています。
また「桃」という漢字も中国から伝わったもので、漢字の中の
「兆」には「懐妊の兆し」の意味があって、桃の花には女性的な
イメージが持たれています。
お雛祭りには桃の花を飾り、その力や加護によって女児の
健やかな成長を祈ります。

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3月に入ると、山を淡い薄緑色に染める「アオモジ」。
お客様が三重の山荘のそばで切ってきてくださったものです。
展覧会中の、武田浪先生の徳利に活けました。
通常は岡山より西、特に長崎を中心とした九州西側で
見られることが多いので、関西や中部ではなかなか珍しい
花と言えるかもしれません。
枝先に無数の小さな花を付け、卒業式の前後に花が咲く
ことから「卒業花」、また蕾がそろばん玉のような形をしている
ことから「そろばん花」と呼ばれることもあります。
「アオモジ」という名は同じクスノキ科のクロモジからきたもので、
クロモジに対して緑色がかった枝をしていて、ともに香りが良い
ことから高級爪楊枝の材として用いられます。

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