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武田浪先生の「鬼ヶ島」の器。次から次へと表情豊かに変化を見せる土肌の面白さに惹かれ、武田先生は熱心に、琵琶湖の湖底土と向き合われます。まるで土との対話を楽しむかのように、この土がどのような肌合いを見せるか、どのような色に変化するのか、釉薬をかけずに焼かれる器からは、土本来の味わいが楽しめるようです。どっしりと分厚く火の動きを感じる作品には、器自体の存在感があって、素朴な煮ものなどのお料理を盛ってもより美味しそうに見せてくれそうです。武田先生の「鬼ヶ島」には、現代的な溌剌とした雰囲気も感じられます。
2012年3月 9日 (金) 企画展のご紹介 | 固定リンク Tweet
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