武田浪 作陶展
若き日に渡米し、セラミックデザインのお仕事に携わっておられた
武田先生。
在米の八島太郎画伯に師事し、学ばれたことも作品の中に
大いに活かされています。
自由なタッチで絵付けされた、赤絵の作品。
琵琶湖に生息する、いさざという魚が描かれています。
ちょうど今頃の季節から漁が始まる、体長4センチほどのハゼの
一種です。
写真の酒器の口は、竹に漆を施したものが組み合わされて
います。
日常に愛用する内に口を欠けさせる方がおられることから、
上手く考えられた作品です。
お酒のキレもよく、漆の朱が赤絵の酒器とよく合っています。
俎皿や片口、壷などにも画かれたいさざは、まるで作品の
上で跳ねているかのごとく躍動的で魅力があります。
| 固定リンク
「企画展のご紹介」カテゴリの記事
- 十時孝好 USAGI(2021.03.01)
- 倉敷ガラス 小谷栄次(2020.06.16)
- 倉敷ガラス 小谷栄次 作品展(2020.05.25)
- 熊野淸貴『篆刻講座』(2020.02.20)
- 上方銀花アーカイブス 第一弾(2020.02.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント