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武田浪先生の、野趣に富んだ土瓶。お茶にはもちろん、お銚子のようにお酒に用いても愉しいお酒になりそうです。また、蓋を外して花器としても。何気ない野の花やお茶花も、大らかに包み込んでくれるようです。この土の味を大いに感じさせる作品は、琵琶湖の湖岸、栗東の地から採れる、武田先生を虜にしている土を使って作られています。このあたりでは滋賀県が琵琶湖の湖底をさらっていることから、湖底土が引き上げられるのです。土肌の面白さに魅了され、この土との出会いがあって以来、武田先生の作陶の中心を成すものとなっています。武田先生によって「鬼ヶ島」と名付けられた作品は、分厚く大胆で解放感に溢れています。
2012年3月 2日 (金) 企画展のご紹介 | 固定リンク Tweet
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