上方銀花のお宝木工展
「李朝」とは李氏朝鮮を指し、正しくは朝鮮国または朝鮮王国と
いいます。
1392年から1910年までの500年余りもの永きに渡り、国政の
中心となったのは両班(ヤンバン)と呼ばれる高級官僚であり、
地主や領主として権力を誇っていました。
日本に照らし合わせると、室町時代から明治の終わりまでの
時代に当たります。
王朝が奨励した学問や儒教の「礼を重んじ、華美・贅沢を嫌う」
精神を大きく反映して、優れた木工家具や陶磁器が生み出され、
その素朴な静けさが広く世界中で愛されたのです。
日本でも白洲次郎・正子夫妻や、柳宗悦など、多くの文人が
李朝の家具や器を愛でて、その技術や表現は、職人たちの
お手本になりました。
韓国で買い付けてきた李朝家具には、時を経ても不変の美しさが
漂っていて、洋室にも和室にも不思議と馴染みます。
上方銀花のお宝木工展は、27日(月)までの開催です。
期間中の特別の価格のお品もございますので、どうぞお見逃しの
ないようにお出かけくださいませ。
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