イカットの帯から
更紗展の折に展示されていた、手織りイカットの
九寸帯。
インドネシアの儀式に用いられるイカットの技法を、
帯に上手くとりいれ、素朴な織味と絣で表された文様が
面白いものでした。
エスニックな香りの生地が着物姿に味付けをしてくれる
帯でしたが、九寸帯から男物の角帯にお仕立てなさった
お客様がいらっしゃいました。
表裏で柄行きが異なる、リバーシブルの帯にお仕立て
して、装いによってどちら側をなさるか、楽しんで頂ける
角帯が出来ました。
しっかりとした手織りの帯地が十分に残っていましたので、
お揃いの信玄袋もお作りさせて頂きました。
お父様へのプレゼントということで、オリジナルの素敵な
角帯と信玄袋になりました。
同様に、お残り布でご自分の信玄袋とお嬢様用のバッグを
お仕立てになられたお客様も。
生地をどれだけ有効に使えるかと、あれこれ思いを巡らせて
頂くことも、お着物の楽しみのひとつですね。
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