松﨑融 『箱』展
松﨑先生の朱漆の盒子に、お客様から東京のお土産に
頂いた、金太郎飴本店の「開運 えと飴」を。
小さな蓋ものも、楽しいものです。
蓋をしてお客様の前に持ち出しますと、「中身はなにかな?」
という期待感が伝わります。
これこそが、箱を使うことの楽しみといえます。
辰は、十二支のうち唯一の空想上の生き物です。
天を駆け登る姿は気運上昇を感じさせ、悪気邪気を絶つ
(タツ)と言われ、心の平安をもたらしてくれる大変縁起の
良い干支なのだそうです。
3月の大震災では、松﨑先生がお住まいの栃木でも
被害に見舞われました。
まだ雪が残るのどかな里を襲った地震によって、先生の
ご自宅の長屋門も大きく傷ついたといいます。
幸いにも作品は無事であったようで、美しくあたたかい
松﨑先生の作品に触れることができたことを心から幸せに
思います。
命があることの有難さを、改めて実感しています。
えと飴には、「大吉」のおみくじが入っていました。
新たな年は平安に過ごせる、明るい年であることを願い
ながら、職人技が凝縮されたかわいい飴を、大切に味わい
たいと思います。
| 固定リンク
「企画展のご紹介」カテゴリの記事
- 十時孝好 USAGI(2021.03.01)
- 倉敷ガラス 小谷栄次(2020.06.16)
- 倉敷ガラス 小谷栄次 作品展(2020.05.25)
- 熊野淸貴『篆刻講座』(2020.02.20)
- 上方銀花アーカイブス 第一弾(2020.02.14)
「くいしんぼう」カテゴリの記事
- 上方銀花33周年 パーティー 「十時孝好 USAGI」(2019.11.03)
- 創作料理「世沙弥」(2019.10.17)
- 宮崎県の金柑『たまたま』(2019.02.08)
- オ・グルニエ・ドール「りんごのタルト」(2018.03.15)
- 「本家 船はしや」の豆板(2018.03.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
おはようございます
飴かわいいですね。先生の入れ物とも相性バッチリ^^
先日は、かわいい帯をありがとうございました。
明日早速結んでみます♪
投稿: 山村若本紀 | 2011年12月12日 (月) 03時13分
山村若本紀様
コメントを有難うございます。
松﨑先生の作品には、全てのものを包みこんでくれる
ような懐の大きさを感じます。
お料理もよく映えますよね!
クリスマスの帯は、季節限定の贅沢なものですが、
その分、コーディネートを存分に楽しんで頂きたい
オシャレな帯です。
かわいく仕立て上がって嬉しく思っています。
また帯を締められたお姿でも、お店にお遊びにいらして
くださいませ!
投稿: 上方『銀花』 | 2011年12月12日 (月) 11時14分