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2011年11月22日 (火)

河野甲 レザーワーク展

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飛翔の前の集中した瞬間を表現した、今さまに飛び立とうと
している妖精の姿です。
指先まで神経が通っているかのようで、繊細な表現が
本当に見事で、美しい作品です。
数年前に、「徹子の部屋」にもご出演された河野先生。
この作品は、番組のセットとして、黒柳さんの楽しいトークを
見守って、永らくその姿が番組を彩りました。

非常に印象的な翅を持ち、神秘的な姿からは今にも
動き出しそうな、静かで強い生命力を感じるとともに、
祈りにも似た神聖な崇高さも秘めているようです。
翅は、オリジナルのテクニックで樹脂にシルクスクリーンで
描いて作り上げたもので、豚革を加工した翅に比べて
かなり手間がかかるそうです。
本物のトンボの翅のような儚を感じます。

河野先生のイマジネーションが生んだ、代表作ともいえる
美しい作品です。

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「風を読む」
「大気への託身」
「突風」       ともに420,000円



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