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2011年11月27日 (日)

河野甲の『手』

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革という生命の副産物に、また新しい命を注ぎ込む
河野甲先生の『手』。
もともとは油絵を志しておられた河野先生ですが、
叔父さんの皮革造形家・石丸雅通氏が制作されていた
大きなゴリラなどの動物の作品に影響を受けて、
革を用いた立体造形に興味を持たれたそうです。
そして弟子入りされ、皮革造形の基本を学ばれました。

自然界の生き物の面白さを感じる心を大切にして、
モチーフになる昆虫や小動物の姿を観察し、リアルに
表現されます。
そこには生き物たちへの愛情が溢れています。
また、リアルの中に自分の内面の幻想性を取り入れた
作品にも力を入れておられます。

河野先生の作品は橿原昆虫館や琵琶湖博物館を
始め、人気のパティスリーes-koyamaにて目にすることが
できます。
明日の最終日も、先生が在廊してくださいます。

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