河野甲の『手』
革という生命の副産物に、また新しい命を注ぎ込む
河野甲先生の『手』。
もともとは油絵を志しておられた河野先生ですが、
叔父さんの皮革造形家・石丸雅通氏が制作されていた
大きなゴリラなどの動物の作品に影響を受けて、
革を用いた立体造形に興味を持たれたそうです。
そして弟子入りされ、皮革造形の基本を学ばれました。
自然界の生き物の面白さを感じる心を大切にして、
モチーフになる昆虫や小動物の姿を観察し、リアルに
表現されます。
そこには生き物たちへの愛情が溢れています。
また、リアルの中に自分の内面の幻想性を取り入れた
作品にも力を入れておられます。
河野先生の作品は橿原昆虫館や琵琶湖博物館を
始め、人気のパティスリーes-koyamaにて目にすることが
できます。
明日の最終日も、先生が在廊してくださいます。
| 固定リンク
「作家の『手』」カテゴリの記事
- ハリケーンランプ別所由加の『手』(2020.07.01)
- 十時孝好の『手』(2019.11.10)
- PASTSIX 鳥居佐衣の『手』②(2019.09.21)
- グラステーラー吉田直樹の『手』(2019.09.10)
- 角居康宏の『手』(2019.07.15)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント