寺田琳 絵画展
「Water tree 水をつくる樹」
58cm×29.5cm 銀箔、オイル
この絵のモチーフとなっているのは、アフリカにある
「樹」です。
その樹の幹には地中から吸い上げた水が溜まるように
なっていて、過酷な地に暮らす動物や人間の、大切な
保水源となっています。
水は生命の源です。
この樹によって、命をつないでいくのです。
生命の象徴である、白い丸い実もみられます。
寺田先生の作品において、非常に重要であるのが
絵を描くための土台、地色を作ることです。
制作における多くの時間は、その地を作ることに
あてられます。
樹や鳥などのモチーフはイメージがあるので、それほど
迷われることはないのだそうです。
この作品も、銀箔を自らのオリジナルのテクニックで
好みの色に焼き、色を何色も重ねることによって、
深く味わいのある表現が生まれています。
| 固定リンク
「企画展のご紹介」カテゴリの記事
- 十時孝好 USAGI(2021.03.01)
- 倉敷ガラス 小谷栄次(2020.06.16)
- 倉敷ガラス 小谷栄次 作品展(2020.05.25)
- 熊野淸貴『篆刻講座』(2020.02.20)
- 上方銀花アーカイブス 第一弾(2020.02.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント