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2011年11月

2011年11月29日 (火)

多田鐡男 九谷焼の辰

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早いもので、今年も師走の足音が聞こえてきました。

伝統の九谷焼に、新しく心地よい風を吹かせるような
作品を作られる多田鐡男先生。
カジュアルで使いやすく、丈夫な作品は上方銀花でも
定番の人気があります。

毎年、この時期にお送りくださる干支のお飾り。
ユーモラスでユニークな作品が届きました。
来年の“辰”を表現なさるのは難しいだろうと思って
いましたが、流石は多田先生。
オリジナリティあふれる辰になりました。
とぼけた表情が、なんとも味があります。


多田鐡男 干支辰  2,940円~4,935円

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2011年11月28日 (月)

お着物姿で

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昨日、お得意様がお子様の七五三のお祝いに枚岡神社に
お詣りなさる前にお立ち寄りくださいました。
とってもかわいいお姿です。
お嬢様は日本髪にアップされて、つまみ簪もよくお似合い
です。
ぼっちゃんのお着物は、産着からお仕立て直しのお手伝いを
させて頂きました。
美人のお母さんがお召しのお着物は、以前に当方での
個展の折にお求め頂きました、誉田屋源兵衛さんのやさしい
お色目の小石丸の色無地と、軍ぱいの柄の袋帯です。
お天気にも恵まれて、お祝いの日をお迎えになられました
ことを、心よりお祝い申し上げます。

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もうおひと方は、男性の着物ファンのお客様。
大阪は島之内に、唯一軒になったお茶屋さん「たに川」さんの
若旦那さんです。
産経新聞の夕刊で連載されていた「お座敷より愛をこめて」を
拝読していたこともあって、不思議なご縁を嬉しく思って
おります。
すらりとした長身によくお似合いの結城紬のお対は、成人を
お迎えになられた折に、お父様から贈られたものだそうです。

人生の大切な節目の中で、お着物が愛され伝えていかれる
ことを幸せに思います。



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2011年11月27日 (日)

河野甲の『手』

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革という生命の副産物に、また新しい命を注ぎ込む
河野甲先生の『手』。
もともとは油絵を志しておられた河野先生ですが、
叔父さんの皮革造形家・石丸雅通氏が制作されていた
大きなゴリラなどの動物の作品に影響を受けて、
革を用いた立体造形に興味を持たれたそうです。
そして弟子入りされ、皮革造形の基本を学ばれました。

自然界の生き物の面白さを感じる心を大切にして、
モチーフになる昆虫や小動物の姿を観察し、リアルに
表現されます。
そこには生き物たちへの愛情が溢れています。
また、リアルの中に自分の内面の幻想性を取り入れた
作品にも力を入れておられます。

河野先生の作品は橿原昆虫館や琵琶湖博物館を
始め、人気のパティスリーes-koyamaにて目にすることが
できます。
明日の最終日も、先生が在廊してくださいます。

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2011年11月26日 (土)

誉田屋源兵衛 蔵開き展

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3号店で開催中の、「誉田屋源兵衛 蔵開き展」には沢山の
お客様にお出かけ頂いております。
お陰様で帯の品揃えが寂しくなってきましたので、
新たな作品を加えて下さいました。

「計りて つくらず」の社訓のもと、常に新たな美を求めて
こられた誉田屋さん。
その挑戦の軌跡を見るような思いです。
色無地や無地小紋など、帯が映えるお着物も数点ござい
ます。

これからは決して実現することのない、特別の価格で
ご提供くださっております。
この機会をお見逃しのないように、ぜひお出かけください
ませ。

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2011年11月25日 (金)

河野甲 レザーワーク展

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2号店ギャラリーでは引き続き、河野甲先生のレザーの
作品を展示しております。

動物や魚、昆虫など、いきものをユーモラスに表現した
ペーパーウエイトも色々と届いています。
革で形づくったあとに、顔料で色をつけていきます。
上の写真は十二支がモチーフになった作品です。
写真に撮りましたのはごく一部でので、実際にぜひ
ご高覧頂きたく存じます。
中に重しが入れられていて、革の質感と重みがしっくりと
して、また、モチーフになったいきものたちの、愛らしい
寝姿にこころが和みます。

ペーパーウエイト    6,300円
干支ペーパーウエイト 7,350円

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2011年11月24日 (木)

誉田屋源兵衛 蔵開き展

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3号店では、本日正午より「誉田屋源兵衛 蔵出し展」が
始りました。
誉田屋さんの暖簾の由来である誉田八幡宮が、本年
第15代 応神天皇1700年紀をお迎えになられたことを
記念して、上方銀花26周年特別企画として、誉田屋さんの
273年もの帯問屋としての長い歴史のなかで初めて
大蔵さらえの展覧会をさせて頂くこととなりました。
当方が呉服屋ではなくギャラリーだからこそ、実現した
企画といえます。

今回初めて目にする秘蔵の帯や、訳ありの帯など特別の
品を特別の価格にてご紹介しております。
初日から、大勢のお客様にお出かけ頂きました。
29日火曜日の夕方までの短い会期となりますので、どうぞ
ご高覧くださいませ。

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上方銀花 秋の文楽鑑賞会

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先日、上方銀花恒例の文楽鑑賞会を催しました。
錦秋公演 「鬼一法眼三略巻」の開演前に、人形遣いの
吉田玉女さんに見どころを語って頂きました。
その後、上演前の舞台に上がらせて頂き、皆様で記念撮影。
普段は見ることのできない舞台裏を、興味深く見学させて
頂きました。
いつもお世話を頂き、感謝しております。

「鬼一法眼三略巻」は、今回、国立文楽劇場開場45周年を
記念して、大阪では20年ぶりに半通しで上演されることに
なった演目です。
若き日の義経、弁慶の物語というと、馴染みのあるお話かも
しれません。修業の様子や、五条橋での二人の出会いの
場も描いた時代物です。
玉女さん、演じられた牛若丸(のちの義経)の剣術の師で
ある鞍馬山の天狗・僧正坊(鬼一法眼の仮の姿)のお役に
合わせて、ロマンスグレーの御髪に。
抑えた演技の中に男気の光る、魅力的な人物を演じられ
ました。
また、上方銀花では古いご縁のある吉田玉佳さんも、
鬼若丸(のちの弁慶)と共に播州書写山で修業した高慢ちき
な岩千代丸を演じられ、鬼若丸に懲らしめられる場面では
笑いを誘っておられました。

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幕間のお楽しみのお弁当は、「川富」さん。
栗ご飯など、お箱の中に季節のお味を美しく盛って頂き、
美味しく頂戴しました。
心尽しのお弁当に舌鼓を打ち、クライマックスへ向けて
盛りあがっていく物語を堪能させて頂きました。

風の冷たい日となったのですが、ご参加くださいました
皆様、どうも有難うございました。


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2011年11月22日 (火)

河野甲 レザーワーク展

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飛翔の前の集中した瞬間を表現した、今さまに飛び立とうと
している妖精の姿です。
指先まで神経が通っているかのようで、繊細な表現が
本当に見事で、美しい作品です。
数年前に、「徹子の部屋」にもご出演された河野先生。
この作品は、番組のセットとして、黒柳さんの楽しいトークを
見守って、永らくその姿が番組を彩りました。

非常に印象的な翅を持ち、神秘的な姿からは今にも
動き出しそうな、静かで強い生命力を感じるとともに、
祈りにも似た神聖な崇高さも秘めているようです。
翅は、オリジナルのテクニックで樹脂にシルクスクリーンで
描いて作り上げたもので、豚革を加工した翅に比べて
かなり手間がかかるそうです。
本物のトンボの翅のような儚を感じます。

河野先生のイマジネーションが生んだ、代表作ともいえる
美しい作品です。

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「風を読む」
「大気への託身」
「突風」       ともに420,000円



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第41回 樟展

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3号店にて、樟蔭女子大学の卒業生の皆様による「樟展」が
催されました。
絵画やビーズ、日本刺繍など、皆さまが楽しくご制作に
なられた作品が展示され、同窓生の方々やご友人の皆様が、
賑やかにお集まりになられていました。
今回は、3月の大震災で被災された方々を支援される活動の
一環として、全国から毛糸を集めて被災地の方々に編んで
もらい、その作品を販売した金額を、編み手の方にお渡し
するという運動のマフラーやスヌードなども共に展示されて
いました。
今年で41回目を迎えられた樟展。
何事も、継続なさるということは素晴らしいことです。
益々のご発展をお祈りいたします。

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2011年11月21日 (月)

河野甲 レザーワーク展

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虫を人と融合させた、美しい妖精たち。
河野先生の作家活動の初期のころから制作されている
シリーズです。
ランプを灯すと、よりその神秘性が増します。
見事なまでのバランスを保ち、軽やかに優美なフォルムを
描いています。
一見ブロンズ彫刻と見まごうほどですが、河野先生の
作品には冷たさや重さはなく、有機的なあたたかさや
滑らかさ、すべらかさはレザーにしかない独特の魅力的な
質感です。
擬人化された彼らの翅は、豚の革で創られています。

「草蜻蛉」168,000円
「クロハナカミキリ」84,000円
「空中浮遊」168,000円
「夜明け」168,000円

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2011年11月20日 (日)

河野甲 レザーワーク展

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蝉の季節が過ぎ秋が訪れると、どこからともなく聞こえてくる
虫の音は、風情があっていいものです。

河野先生の「楽師」のシリーズ。
古楽をイメージして虫と人を融合させ、楽器を奏でる姿を
形づくっておられます。
中世・ルネッサンス、バロック…
宮殿では、どのような優雅で美しい旋律が聞かれたこと
でしょう。
タイコ、バグパイプ、パンフルート、コントラバス、アコーデオン、
ギターを演奏する彼らは甲虫の化身で、後ろ姿にはその
名残があります。
静かで、夢のある美しい作品からは、心地よさを感じます。

「楽師」 各73,500円


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2011年11月19日 (土)

河野甲 レザーワーク展

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手のひらサイズで手に馴染みのいい、撫でると安心感が
あるような「撫で虫」のシリーズ。
今回、さまざまな種類の各国の甲虫が届いています。
裏側まで丁寧に制作され、先生の虫たちへの愛情を
感じるようです。
写真は、ミナミアフリカのゴミムシダマシ。
同じ虫でも生息地によって、フォルムが全く変わるのも
面白さもひとつだと思います。

小さな虫たちが、どれほど多くの少年たちの心を虜に
してきたことでしょう。
先生の「甲」という作家名も、甲虫の甲からとられたもの
です。
制作の際にはまず、生きた虫や標本をじっくりとルーペで
観察されます。
昆虫図鑑から抜け出してきたかのようなリアリティは、
先生ご自身の虫への尽せぬ思いが生み出した賜物なの
です。
河野先生の作品を見ていると、自然界の美とはなんと
素晴らしいものかということを改めて実感します。
機械のような艶やかな姿には、時に優美さを感じる
こともあるほどです。
この自然の造形美を、巧みに再現する河野先生の
見事な技を、ご堪能頂きたく存じます。
最終日にも、河野先生は在廊してくださいます。

「撫で虫」 31,500円

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2011年11月18日 (金)

河野甲 レザーワーク展

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河野甲先生が愛して止まない蝸牛。
今展にも、沢山その姿を見ることができます。
自由自在に変化する姿を捉えて、見事に再現された
蝸牛たち。
まるで今にも動きだしそうなリアリティがあり、思わず
ツンツンと触りたくなるほどです。

子供のころに誰しも、軒先などで蝸牛を捕まえて
遊んだことがあるのではないでしょうか。
地域ごとに異なった種が生息し、河野先生は珍しい
蝸牛を、求めて日本海の離島・山形県の飛島まで
渡られたこともあるそうです。
まずは実際に手にしてよく観察し、その中から
自然と湧きでてくる個性を大切にして制作されるの
です。
成長と共に、時間を少しづつ重ねながら形づくられて
いく螺旋を描く硬質な殻と、自在にフォルムが変化する
軟体のコントラスト。
蝸牛の螺旋は循環のシンボルであると、先生は語られ
ます。
先生の蝸牛への興味は、まだまだ尽きないことでしょう。
永遠のテーマともいえる作品です。

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木枠のある蝸牛3種 各36,750円
(エチゴマイマイ、イトウムシオイガイ、ナチマイマイ)
「小撫で蝸牛」      10,500円
「根付」3種       各26,250円
(オカモノアラガイ、オオベソマイマイ、ヤマタカマイマイ)
「撫で蝸牛」        31,500円

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2011年11月17日 (木)

河野甲 レザーワーク展

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河野甲先生のレザーワーク展が、明日よりスタート致し
ます。
今日は先生が、作品をご搬入くださいました。
ギャラリーは、不思議で面白い空間へと早変わりです。

レザーワークの名の通り、革を素材に用いた作品ですが
一見ブロンズ彫刻のような佇まいです。
けれども手を触れると、しなやかで柔らか、温かさを
感じるなんとも言えない質感にはっとさせられます。
その見事なまでの卓越した造形の技術には、本当に
いつも驚かされます。

明日の初日と二日目 18日(金)、19日(土)と河野先生が
ご在廊くださいます。
作品に込められた、作り手の思いを伺って頂きたいと
存じます。
皆様、どうぞお出かけくださいませ。
面白い作品を、またHPやブログでもご紹介して参ります。

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2011年11月15日 (火)

秋の京都にて 「きんからの世界」展

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京都は、紅葉の季節を迎えようとしています。
そんな美しい地で催される、上方銀花に所縁のある
作家さんの展覧会をご紹介いたします。

「浪漫 きんからの世界」
ミステリアスな輝きを放つ“金唐紙”に新しい生命を宿した

2011年11月17日(木)~30日(水)
京都東急ホテル 地下一階ギャラリーkazahana

国選定保存技術保持者である上田尚先生は、独自で
金唐紙の技を研究し、日本で唯一、その技術を現代に
伝えています。
上方銀花では、2004年のお正月を寿ぐ展覧会として、
上田先生が復元・制作をされた金唐紙が艶やかに
彩ってくれました。
最近では、誉田屋さんの帯にも上田先生の金唐紙を
織りこんだ逸品が発表され、驚かされました。

17世紀頃、ヨーロッパで装飾用として、宮殿・寺院の壁や
天井に使われていた「金唐革」が、文明開化の明治初期、
日本に伝わり和紙に転換され、華麗な壁紙としてヨーロッパ
にも逆輸入されるようになりました。
鹿鳴館などの洋館を飾った技は、芸術産業として高い
評価を得たのです。
日本ではその後、国会議事堂の壁面を最後に衰退して
いましたが、上田先生のご尽力によって見事に復活され、
日本郵船小樽支店や旧岩崎邸、また各地の重要文化財の
壁面を復元し、修復されています。

金唐紙の壁紙やお屏風、衝立、額絵、また誉田屋の帯など
上方銀花でご用命を承っております。

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2011年11月14日 (月)

アクセルジャパン クリスマスのお人形

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いつも北欧のオシャレでかわいい作品をご紹介くださる
アクセルジャパンさんより、クリスマスのお飾りが届き
ました。

赤い暖かそうなお帽子をかぶった、かわいいお人形は
くるりとカールした天然のひつじの毛のお洋服を着て
います。
つやつやのリンゴの飾りがついた木製のリースは、
色がきれいで、お部屋のアクセントになりそうです。
ツリーにつったり、ドアノブなどに引っかけてクリスマス
気分を演出して頂きたい、小さなオーナメントも届いて
います。
細部まで丁寧に作られた、北欧のお人形たちは
にっこり笑顔を誘ってくれます。

リンゴのリース 3,780円
スノーボールを持ったトムテ 3,990円
赤ちゃんを抱いたトムテ 3,990円
ミニトムテ 1,680円
ドットのトムテ 2個組1,470円
水玉のトムテ 2個組1,470円

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2011年11月12日 (土)

寺田琳 絵画展

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「The time tree 時間のなる樹」
73㎝×55㎝  銀箔、アクリル

可愛らしいお花が咲く樹の枝には、沢山の時計が
ぶらさがっています。
丸かったり、ひし形だったり、ハートだったり。
細かな表現が愛らしくて、心惹かれます。

「禅」を作品を描く中心に据えて、画面と向き合われる
寺田先生。
先生なりの禅との関わりの中から生まれた作品です。
私たち人間の生活は、時間の上にあります。
暦の上では立冬も過ぎ、今年ものこり少なくなって
きました。
月日が流れるのが、あっという間です。
この作品のような、時間のなる樹があれば…!
一日がもっと長くなって欲しいと思ったりしてしまいます。

寺田琳先生の絵画展は、12日の月曜日までの開催
です。
作品の中から幸せな時間の流れを、感じ取って頂ければ
幸いです。
どうぞお出かけくださいませ。

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2011年11月11日 (金)

寺田琳 絵画展

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「Story   ある物語」
22.5㎝×53㎝  金箔、アクリル

寺田先生ご自身が、とてもお好きだと仰っていた作品です。

同じ画面の中に、朝昼晩と時間の経過を表す3つの家が
同時に描かれ、また、ひとつの樹に赤いかわいらしい花と
青い実が同時についています。
これらのことは時間を超越して、見る人が作品の世界の
中に自由に入りこんでしまえるかのように、さまざまな事を
想像させてくれます。

タイトルの通り、物語性を感じさせる作品です。
東北地方を襲った大震災から、早や8か月の月日が
流れました。
復興作業ははかどらず、未だ大変な環境でお過ごしの
方々のことを思うと胸が痛みます。
寺田先生も東北のご出身で、震災後に訪れた故郷は
言葉では言い表せないような悲惨な状況だったと
いいます。

寺田先生の作品を眺めていると、どんなに穏やかで、
幸せな物語が紡がれていくことだろうかと感じます。
これから寒さの厳しい季節を迎える東北の地にも、
穏やかで幸せな日々が戻りますことを祈ります。

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2011年11月10日 (木)

お嫁入りに 野口の色留袖

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先日、お得意様のお嬢様の、とてもお幸せなご結婚式が
ありました。
お嫁入りのお道具にと、「野口」の色留袖を御誂え頂き
ました。
部分ですが、ご紹介させて頂きます。

今年のお正月の「野口」展の折に展示しておりました
訪問着の図柄から、新たに色留袖を染めて頂きました。
下絵の段階でお客様にもご高覧頂きながら、進めて
参りました。
肩に柄がなくなる分、裾模様を訪問着よりも大きくとって
縫いもたっぷりと入れて頂きました。
幸い嫁がれるまでまだ月日もありましたので、熟練の
職人さん方に時間をかけて丁寧にお仕事をして頂くことが
出来ました。
菊や紅葉の文様がぷっくりとした美しい縫いと、野口さん
ならではのはんなりと美しい色使いに、はっと息をのむ
ほどの素晴らしいお道具になりました。

新郎新婦と、皆様方のますますのお幸せをお祈りして
おります。
おめでとうございます!

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2011年11月 8日 (火)

寺田琳 絵画展

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「Music tree  音楽になる樹」
94㎝×185㎝   銀箔、オイル

今展のDMにも使用しました、圧巻の大作です。
赤い花や白い実をつけた、沢山の木が描かれた画面
からは、生命力を感じます。
樹の幹には、波紋のような文様が描かれています。
まるで、幸せな調べが聞こえてくるようです。

地には日本の銀箔が贅沢に使われ、寺田先生の
オリジナルのテクニックで焼き箔にされ、その渋くて鈍い
色味が、なんとも表現しがたい芳醇な味わいを醸し出して
います。
銀箔は、時を経るごとにますます渋い色へと変化していき
ますが、変化を重ねた数十年、数百年の後にも、また
その時代なりの美しさがあるようにと、考えられた色味に
しておられるのだそうです。

DMやこのブログの写真では、その素晴らしい質感が
お伝えしきれないことが残念です。
ぜひ実際に、ご高覧頂きたく存じます。
こちらの作品は額装前の状態で展示されておりますので、
アクリルやガラスを通さない、寺田先生の作品そのものを
ご高覧頂く事ができます。
先生の息遣いや精神まで、画面を通して感じることが
出来るようです。

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2011年11月 7日 (月)

寺田琳 絵画展

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「Water tree  水をつくる樹」
58cm×29.5cm  銀箔、オイル

この絵のモチーフとなっているのは、アフリカにある
「樹」です。
その樹の幹には地中から吸い上げた水が溜まるように
なっていて、過酷な地に暮らす動物や人間の、大切な
保水源となっています。

水は生命の源です。
この樹によって、命をつないでいくのです。
生命の象徴である、白い丸い実もみられます。

寺田先生の作品において、非常に重要であるのが
絵を描くための土台、地色を作ることです。
制作における多くの時間は、その地を作ることに
あてられます。
樹や鳥などのモチーフはイメージがあるので、それほど
迷われることはないのだそうです。
この作品も、銀箔を自らのオリジナルのテクニックで
好みの色に焼き、色を何色も重ねることによって、
深く味わいのある表現が生まれています。

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2011年11月 6日 (日)

寺田琳 絵画展

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「Congtess  会議」
12㎝×68.5㎝   金箔、アクリル

横長の額の作品。
金箔の地に、ブルーで描かれた鳥の姿が印象的です。

実はこの作品は、レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な壁画
「最後の晩餐」になぞらえているのだそうです。
中心の十字架がキリストを表し、鳥たちも、最後の晩餐に
描かれている12弟子の顔の向きと合わせて、一枚の
板に3羽ずつ描かれています。
これから起こることを暗示するかのように、鳥たちは
いばらのようなものにとまっています。

寺田先生の作品には、自由の象徴として、心を和ませる
ような姿の鳥がよく登場しています。
一見、美しい色使いの楽しい作品のようにですが、
この鳥たちはただかわいいだけでなく、想像力をかきたて
さまざまなことを感じさせてくれます。

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2011年11月 5日 (土)

寺田琳 絵画展

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「Life 生命のいとなみ」
52.5cm×35.2cm 金箔・オイル

寺田琳先生の作品展を開催中のギャラリーには、
なんとも幸せなゆったりとした音楽がながれているかの
ような心地よさがあります。
2号店と合わせて3号店にも、作品を展示しております。

独自のテクニックで描かれる寺田先生の作品には、
生命や時間を象徴するモチーフとして、よく「樹」が
描かれます。
種から芽が出て一本の樹に成長し、花が咲き実を
つけて、たとえ樹が枯れても、またその種に新たな
生命が育まれます。
その生命の繰り返しは、まさに輪廻といえます。
丸くて白い実が、繰り返される生命を表して描かれて
います。

また、2羽の鳥は、寺田先生と共に日本からドイツへと
渡った2匹の愛猫がモデルになっているそうです。
自由に羽ばたく鳥には様々な思いが託されているのか、
寺田先生の作品には好んで鳥が描かれています。

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2011年11月 4日 (金)

寺田琳 絵画展

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寺田琳先生の絵画展の初日は、暖かな気候の日となり
ました。
今日一日ご在廊くださった寺田先生は、明日のフライトで
ドイツにお戻りになります。
ドイツは、4月と9月頃が過ごしやすい気候なのだそうです。
今回のご帰国の間、日本がとても暑かったので驚かれて
いました。

明日が1歳のお誕生日の、とってもかわいいお客様も
ご来店くださいました。

お客様から教えて頂いたのですが、先生が現在お住まいの
ベルリンと、上方銀花のある東大阪は姉妹都市にあたる
のだそうです。
今回、このように上方銀花で寺田先生の作品を展示させて
頂くことが叶い、不思議なご縁を感じました。
穏やかな話し方の中に、筋の通った強さを感じる寺田先生。
生命への讃歌を聴くような心地よい作品は、11月14日(月)
までの展示です。
どうぞご高覧くださいませ。

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2011年11月 3日 (木)

寺田琳 絵画展

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遥かドイツの地でひとり、「禅」をテーマに描き続ける
寺田琳先生。
上方銀花ではこれまでに赤の世界展や、桜展の折に
ご出品をお願いしてドイツから作品をお送り頂いて
きました。
今回は、念願が叶って初めての個展と相成りました。

始めて寺田先生の作品を目にした時、とても胸が熱く
なりました。
「時間」や「生命」を独自の技法で描いた、あくまでも禅僧
ではなく、ひとりのアーティストが描く現代禅画と呼ぶべき
作品は、人の心を強く惹きつけ、見る人に様々なことを
思い描かせてくれるのです。

寺田先生もドイツからご帰国くださり、明日は1日、
ご在廊くださいます。
ぜひお出かけくださいませ。

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2011年11月 1日 (火)

だんじりまんじゅう と 羽二重くるみ

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お客様に頂戴した美味しいお菓子で、ティータイムです。

岸和田名物、だんぢり屋の「だんじりまんじゅう」。
さすがは岸和田。お菓子もだんじりの地車のかたちを
しています。
自家製のあっさりとした甘さのこしあんを、カステラ生地で
包んだ、見た目にも可愛らしくいおまんじゅうです。
こしあんがさらりとしているので食べやすく、しっかりとした
カステラ生地は食べ応えがあります。

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こちらは以前にも包み紙をご紹介した、福井の美味しい
お菓子、金花堂はや川の「羽二重くるみ」。
福井のお菓子というと羽二重餅が有名ですが、こちらは
やわらかい羽二重餅を、シュークリームのような生地で
サンドしています。
しっとりしたお餅に、香ばしいくるみの食感がアクセントに
なっています。
普通の羽二重餅より断然美味しい、上方銀花スタッフの
好物です。

どちらのお菓子も、和菓子と洋菓子が上手く合体した
ようで、お茶にもコーヒーにも良く合います。
お菓子を乗せた白い泡の小皿は、小谷真三先生の
作品です。
また新たに、福武書店の大きな賞を受賞された小谷先生。
昨日、授賞式だったのだそうです。
小谷先生の作品は、先生のご厚意によって会期を延長して
展示させて頂けることになりました。
これで岡山県の賞は全て頂いたので、これからまた新たな
挑戦をしていきたいと頼もしくお話してくださいました。
本当に楽しみです。

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