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2011年10月 8日 (土)

アジアの更紗帛展

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バティックと呼ばれ親しまれている、インドネシアのジャワ
更紗。
チャンチンという金属製の細い筒に入れた蝋で、描いた
文様を防染するのが特徴です。
手仕事によって生み出される、細かったり太かったりする
趣きのある線の風合いが魅力的です。

写真は、共にバティックの袋帯です。
熱帯の花などの植物、神話の鳥ガルーダなどの文様は
おおらかで生命力に溢れ、自由な雰囲気ですが、細部に
まで目をやると繊細で見事な手仕事に驚きます。
ぎざぎざの三角文様は鋸歯文(きょしもん)と呼ばれ、
更紗のルーツであるインドでもインドネシア向けの更紗布と
して描かれてきました。
日本にも古くから多く渡って来ている文様です。
インド文化がインドネシアの染織に与えている影響は計り
知れません。

南国の風を、日本のおきものに取り入れて。
インパクトがあって個性的なバティックの帯を、着こなしの
アクセントにしていただくと素敵です。
お使いいただきやすい九寸帯も多数揃っております。


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