近江へ 作家さんを訪ねて①
今日から9月。
芸術の秋の到来です。
昨日、大阪芸大の熊野淸貴先生のご紹介で、近江舞子で
作陶をなさっておられる武田浪先生にお目にかかることが
出来ました。
お若いころに渡米され、セラミックのデザイナーとして活躍し、
永住権も取得なさったという武田先生。
ご帰国後に近江舞子に窯を築かれ、土と炎と向かい合って
おられる日々です。
その作品は、生き物のように力強くダイナミックで自由。
琵琶湖の周辺の良い土を使われた「鬼が島」や、沖縄の
土と窯で焼かれた「南蛮」など、土の色と炎の色が生み出す
色彩に、原始からの自然や人間の本質を見るようです。
武田先生は、ご自身より若い作家さんの応援にも情熱を
持っておられる方で、展覧会の会場などで求めてこられた
作家さん方の作品が沢山。
ひとつひとつ愛おしそうに手にされていました。
左より武田浪先生、上方銀花オーナー神立順子、武田先生の
奥さま。
先生のお話の中で心に残った、「徳を積む」ということ。
そのかたちは人それそれでしょうが、私たちがギャラリストと
して出来ることとは。
美しいものや面白いもの、個性的なもの、お客様とともに
語り合い分かち合って、楽しみや喜びや幸せの種をまきを
出来る場所でありたい。
それぞれの作品が、お客様のもとで花開いてくれると嬉しい。
そんなことを思いながら、楽しく過ごさせて頂きました。
倉敷にお出かけでおられた武田先生と奥さまは、当日の
朝にご帰宅なさったばかりだったそうです。
お疲れのところ、温かく迎えて頂き、本当に有難うございました。
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