大山崎山荘にて
永い夏季休業を頂戴し、本日より上方銀花は通常通り営業
しております。
蒸し暑かったり凌ぎやすかったりしながら、季節は秋へと
少しずつ移っているようですね。
休業中に、アサヒビール大山崎山荘美術館で開催中の
「かんさい いすなう」展へと出かけて来ました。
以前にもこちらのコラムでご紹介させて頂きましたが、ご縁が
あって、上方銀花でも個展をしていただいている斉藤望先生の
椅子も展示されています。
いつも上方銀花で展示している斉藤先生の椅子も、大山崎
山荘の素晴らしい雰囲気と相まって、とても感慨深いものが
ありました。
琅玕洞と呼ばれるトンネルを抜けて、ひぐらしの声を聞きながら
清々しい緑の中を歩いていくと、もとは実業家・加賀正太郎氏の
別荘であったイギリスのチューダー様式の山荘が迎えてくれ、
心が躍ります。
後に加賀氏の手を離れた山荘を、アサヒビール株式会社が
地元の人々の要望に応えて修復保存し、同時に、安藤忠雄氏の
設計による新館「地中の宝石箱」を併設、1996年にアサヒビール
大山崎山荘美術館として開館しました。
山荘の建造物は、国の有形文化財にも指定されています。
本館には、アサヒビール初代社長の山本爲三郎氏による民藝
作品のコレクションを展示し、新館には印象派の巨匠クロード・
モネ晩年の傑作「睡蓮」が所蔵されていることで有名ですが、
今回は斉藤望先生を始めとする関西で活躍する、現役の
工芸家たちの椅子も常設の作品と共に展示されています。
椅子の作品に実際に腰かけて、時の流れをゆったりと感じる
ことが出来ました。
自然と山荘、庭園、そして作品の全てが一体となって、安らぎを
感じさせてくれる展覧会です。
9月25日(日)までの開催です。
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