『かんさい いすなう』展
加賀正太郎氏のよって建設され、有形文化財に登録されている
大山崎山荘と、安藤忠雄氏の設計による新館からなる、京都の
「アサヒビール 大山崎山荘美術館」。
民藝作品や、クロード・モネの「睡蓮」などのコレクションには定評が
ある、関西でも屈指のロケーションも美しい美術館です。
京都で活躍し、「鍵膳義房」の家具でも有名な、民藝を代表する
木漆工芸家・黒田辰秋氏の椅子作品も所蔵されています。
その美術館で、6月17日~9月25日に『かんさい いすなう』展が
開催されます。
関西で活躍される現役の木工作家の情報を集めておられた企画の
折に、上方銀花よりご紹介させて頂いた作家さんのうち、
斉藤望先生の作品が展示されることになりました。
30名もの作家さんの、約50脚の力作が揃います。
「人はすわって考える?大山崎山荘にすわろう」のテーマに合わせ、
展示作品に腰かけ、実際にその座り心地を体感できるそうです。
機能面だけでなく、造形的にも優れた仕事が紹介されます。
ちょうど美術館では睡蓮の池も美しい時期でしょう。
斉藤先生の作品は、上方銀花でもご高覧頂けます。
固くて加工しにくい桜の木をのみと彫刻刀で彫り出した、木の持ち味を
活かした安定感と安心感のある椅子です。
表面に残されたのみの跡と木の表情が面白く、腰かけると身体を
上手く包み込んでくれる優しさを感じます。
斉藤望 桜の椅子 126,000円
アサヒビール大山崎山荘美術館『かんさい いすなう』
斉藤望・木の椅子展
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