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2011年6月19日 (日)

初夏の北欧展

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リネン=麻だと思いがちですが、実は少し違います。
麻は、茎などに含まれる繊維をさす総称であり、亜麻や苧麻など
約20種類をひと括りにしています。
リネンとは亜麻のことで、日本ではリネンとラミー(苧麻)だけに
「麻」の表示が許されています。

毎日の暮らしの中に、清潔でしなやかな上質のリネンを取り入れて
頂くと、その豊かな使い心地の虜になるはずです。
ヨーロッパでは家庭用のファブリックを全てハウスリネンと呼び、
古くから貴族にも愛されてきました。歴史をさかのぼると、人類
最古の繊維として紀元前8000年頃から栽培されていたようです。
古代エジプトでは「月光で織られた生地」として、神官の衣服や
神事に使われ、やがてヨーロッパの暮らしを彩り、世界中に広まって
いきました。

身近なバスタオルやお布巾、テーブルクロスやスローケットなどの
ハウスリネンにこそ、質の良い素材を取り入れて気軽に毎日お使い
頂く事で、日々の暮らしが少し贅沢で、豊かな時間になりそうです。

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