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2011年4月16日 (土)

京の老舗 誉田屋源兵衛の帯展

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聖数「八」に因んだ帯と共に、今回ご紹介しておりますのが
名塩和紙を裁断し、織りこんだ帯です。

兵庫県西宮市北部の山間地 名塩で作られてきた「名塩和紙」は、
蓮如上人によって製紙の技法がもたらされてから500年もの
歴史を持つ国定重要無形文化財で、皇室や伊勢神宮でも
古くから使用されています。
今回、誉田屋さんの帯のために貴重な名塩和紙を提供して
おられるのが、人間国宝の谷野剛惟氏です。

その最大の特徴は、泥を入れて作られる雁皮和紙です。
泥が混ざっているため長い年月を経ても虫がつかず、色も
あせないのです。
この紙がなければ、国宝の修復も出来ないとまで言われて
いるそうです。
白洲正子さんのきものの本でも、和箪笥の中の敷き紙として
登場していました。

他の産地では大量に生産できるように、立って行う「流し漉き」が
一般的であるのに対し、名塩和紙は漉槽(すきぶね)と呼ばれる
箱の前に座って作業をする「溜め漉き」で、熟練の技をもって
しても、1日に僅かしか漉く事ができません。
江戸時代には、「名塩千軒」と言われた紙漉きの里も、現在では
谷野氏を含め、2軒しか無いのだそうです。

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