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2011年3月31日 (木)

福田正孝の世界

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象牙のハンドルに、白蝶貝・黒蝶貝のブレイド。
福田先生の創りだすペーパーナイフは、貴重な天然素材を贅沢に
使用した作品です。

もともとは、4面をどれほど均等に研ぎだす技術があるかを見せる
ナイフの典型的な形なのだそうですが、そこから素材を貝に置き換え、
照りが美しいペーパーナイフへと発展されました。
貝は彎曲したものですから、これほどの長さの真っ直ぐなブレイドを
出すためには、かなりの大きさの素材が必要となります。
特に黒蝶貝は、大きな素材がなかなかないそうです。
天然の神秘的な煌めきは非常に美しく、ハンドルの象牙も手に良く
馴染むだけのしっかりとした厚みがあります。

ナイフの作品同様、手縫いの革のシース(ケース)が付いています。
素材の持ち味を存分に楽しんで頂ける一品です。

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金属と象牙を合わせたペーパーウエイトも、シンプルで素敵です。

福田先生の個展には、遠方から熱心なファンの方々にお出かけ
頂いております。
2日(土)、3日(日)の2日間、福田先生がご来廊くださいます。

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