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2011年2月

2011年2月28日 (月)

水谷浩司の『手』

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ガラス作家、水谷浩司氏の『手』です。

厚みのある手から生み出された「あかり」が、上方銀花で
温かい空気を醸し出しています。

ゆったりと大らかな吹きガラスや、モダンなステンドグラスなど
心地よい癒しや、くつろぎを感じさせる作品を生み出す手からも
温かみを感じるようです。

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2011年2月27日 (日)

あかり 明 AKARI展

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開催中の「あかり」展より
水谷浩司先生の、吹きガラスの作品です。

今展では、地球上にすでに存在している、自然から感じる光を創造した
シリーズをご出品くださいました。

ぽってりとした厚みのある吹きガラスのシェードを通した明るい光から、
心を穏やかにしてくれるような安心感を感じます。
壁や床に映る、陰影の表情も美しい作品です。

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2011年2月26日 (土)

鍛鉄の石倉兄弟

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開催中の「あかり展」の石倉先生のキャンドルスタンドです。
削ぎ落とされた形の中に凛とした空気と存在感を
感じます。今回はあかり展にちなんだ作品ですが、
普段の仕事は建築関連のものが多く、テーブルやベンチ、屋外の門扉
やドアの持ち手など既製品では満足できない施主のオーダーに
設計段階から参加し、高度な要望に応えることができます。
現在は滋賀県のヘムスロイド工芸村で兄弟で鉄と向き合う毎日です。

  あかり・明・AKARI 展

 鍛フォージー・ワークス

 ヘムスロイド村

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2011年2月25日 (金)

寺田琳の『手』

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ドイツ在住の画家、寺田琳先生の『手』です。
ご帰国に合わせて、上方銀花にもお立ち寄り下さいました。

渡独して13年の寺田先生は、禅の精神をテーマに作品に挑み、
日本画の技巧と油彩などを組み合わせて独自の世界を表現しておられます。

現在、クロスター・エバーバッハにて、日本人で初めての展覧会を、
3月27日まで開催しておられます。
クロスター・エバーバッハは、映画「薔薇の名前」の舞台にもなった修道院です。

「The Rhein」は、7年もの計画によって生み出された作品で、
音楽(2m×20m)、豊穣(2m×20m)、歴史(2m×12m)の3部作からなる
大作です。
ドイツの象徴であるライン川を描くことによって、ドイツ人の精神や心象風景を
表現されました。

3月11日からの「幸せの 桜 宴展」に、桜の作品をご出品頂きます。
ドイツからどのような桜が届けられますか、楽しみです。

クロスター・エバーバッハHP

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2011年2月24日 (木)

あかり 明 AKARI展

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明日より、『あかり 明 AKARI』展が始ります。

DMに使用しました「あかり」は、石倉創・康夫先生による鍛鉄に
吹きガラスのほやを合わせたものです。
洗練された鍛鉄の強さと、ガラスを通したやわらかいあかりの
組み合わせが美しい作品です。

あかりが生み出す光と影を、楽しんで頂きたい展覧会です。




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2011年2月22日 (火)

蒸どーなつ

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蒸どーなつ「和っ花」の、和のドーナツを頂きました。

先日、心斎橋にオープンしたばかりのお店だそうで、
オープン当日は行列が出来ていたそうです。

ふんわりもちもちの食感と、和菓子感覚のあっさりとした
やさしい甘さがやみつきににりそうです。
見た目もかわいらしく、さくらやイチゴなど季節限定の
ドーナツもあって四季折々の楽しみがあります。

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2011年2月21日 (月)

椿

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ご近所のお客様に、お庭についた椿の蕾を頂戴しました。

椿の濃いピンクと、グリーンの葉のコントラストが美しく、
早速に、森岡宏先生の備前焼の徳利に活けさせてもらいました。

今日は日差しがあり寒さが和らぎました。
春は、もうすぐそこまで来ているようです。

森岡宏  備前徳利   18,900円

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2011年2月19日 (土)

河村守の『手』

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丁寧で美しい細工のジュエリーを生み出す作家・河村守先生の手です。

既製品では満足されず、オリジナリティと自分らしさのある一品ものの
ジュエリーを好まれる、宝石を本当に愛するお客様がたの、
オーダーやリフォームの作品を確かな仕事で手掛けてくれます。

デザイン画から加工まで、安心してお願い出来ます。

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2011年2月18日 (金)

河村守 オーダーリング

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クンツァイトの魅力は、なんといっても美しい色味です。
心を穏やかにしてくれそうな、デリケートでかわいらしいライラック色が
人気のある石です。

ルースでお求め頂いた、キャンディーのように大ぶりのころんとした
クンツァイトを、河村守先生に色味を引き立てるプラチナリングに
お仕立て頂きました。
お洋服でもお着物でもお使い頂けるように、爪などの引っ掛かりをなくし
シンプルであり、石の面白味も感じられるようなデザインです。

クンツァイトは割と近年になって発見された石で、名称は発見者の
クンツ博士に由来しています。

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2011年2月17日 (木)

誉田屋源兵衛 番組放送情報

表現することに美学を持つ「現代の男前」が、憧れ、影響を受けた
「伝説の男前」の生き方をたどる、NHKの人気番組「男前列伝」にて、
京都の老舗・誉田屋源兵衛が紹介されます。

「男前列伝」
本阿弥光悦×石井竜也

本放送 2月26日(土) [BS-hi] 21:30~21:59

再放送 2月28日(月) [BS-hi]  12:00~12:29
      3月2日(水) [BS-hi]    8:00~8:29
      3月3日(木) [BS-2]   20:00~20:29

NHK「美の壺」男の着物 以来、3年ぶりのNHK登場です。
誉田屋さんの世界がどのように紹介されますか、楽しみです。
4月には、恒例の上方銀花での作品展も予定しています。

NHK 「男前列伝」ホームページ

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2011年2月15日 (火)

上方「銀花」アーカイブス  金城次郎

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金城次郎  魚文抱瓶

三日月のような大らかで美しい形を持つ抱瓶は、泡盛をいれて持ち歩く
ために作られた沖縄に古くから伝わる陶器です。
左右の耳に紐を通し、肩からかけたり腰に結んだりして使われたものですが、
花器としても趣きがあります。

沖縄壺屋の陶工・金城次郎先生は13歳で陶芸の道に進まれ、
河井寛次郎や濱田庄司ら民藝の先駆者たちと交流を深め、壺屋焼の
発展に努められました。
1985年には人間国宝に認定され、上方銀花でも何度か作品を展示して
頂きました。
沖縄から届いた作品の梱包を解くとき、とても心が躍ったものです。

魚や海老などの海の生物を好んで描かれ、力強いタッチの線彫りで
沖縄の自然を写し取ったような作品は、生き生きとした躍動感にあふれて
います。

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2011年2月14日 (月)

上方「銀花」アーカイブス 島岡達三

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島岡達三  地釉縄文象嵌組皿

2005年に、上方銀花で開催致しました「人間国宝 島岡達三・作陶展」より、
早や6年あまりが経とうとしています。

益子焼の第一人者としてその偉業が認められ、1996年に重要無形文化財
保持者(人間国宝)に選ばれた島岡達三先生。
師・濱田庄司翁より受継がれた精神をさらに発展させられ、民藝の真髄を
見据えた作陶に励まれました。

精力的に創作活動を続けてこられた陶業60年を振り返る展覧会として、
当時85歳を過ぎられた島岡先生にもご来廊頂き、沢山のお客様に
ご高覧頂きました。
縄文象嵌や塩釉、赤絵など円熟した作品を展示させて頂いたことは、私どもに
とってとても名誉あることであると同時に、いつも心の支えであってくれたように
思います。

2007年に天寿を全うされた島岡先生は、今でも陶芸を志す人の目標であり、
多くのファンの心を魅了しています。

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2011年2月12日 (土)

2.12 菜の花忌

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今日、2月12日は司馬遼太郎さんの命日「菜の花忌」です。

司馬さんの作品には、江戸時代に北前船で命をかけて海に生きた
男のロマンを描いた『菜の花の沖』という長編小説もあります。
書斎の前には菜の花を植え、毎年その開花を楽しみにしておられました。

司馬遼太郎記念館を中心に、司馬さんを偲び、菜の花忌にむけて
「街に菜の花を咲かせよう」運動が行われています。
年々、菜の花の輪は広がりを見せ、菜の花ロードを始め、小阪・八戸ノ里駅
周辺で、少し早い春の香りを届けてくれます。
昨日は、大阪で3年ぶりの積雪に見舞われましたが、寒さに負けず、
黄色いやさしい花が咲いていました。

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2011年2月11日 (金)

上方銀花周辺

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上方銀花の最寄り駅の近鉄奈良線「河内小阪駅」
より奈良方向へひと駅先が「八戸ノ里駅」です。
その駅前南側のビルの3階にグリコのおまけを
デザインし続けた宮本順三氏の記念館があります。
宮本氏はグリコ入社し、画才を生かしの広告課おまけ係に
配属され、数々のおまけを開発しました。
戦後、独立しておまけ会社を設立、子供たちが歓喜した
おもちゃを製造し続けました。第一線を退いた後は
世界各地のおもちゃ文化の探究にその生涯を捧げました。
記念館には戦前のグリコのおまけの他、世界のお人形などが
所狭しと飾られています。現在はお嬢様が館長として、楽しい
企画展やイベントをされています。
また八戸ノ里駅は河内小阪駅とともに司馬遼太郎記念館の
最寄駅にもなっており、文化の香り高い楽しい一日が過ごせます。

   宮本順三記念館ホームページ

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2011年2月10日 (木)

河村守 オーダーリング

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ルースでお選び頂いた大ぶりのブルートパーズを、河村守先生に
シンプルなプラチナのリングにお仕立てして頂きました。

深みのあるブルーの色が美しいブルートパーズは、ダイヤモンドや
ルビー、サファイアに次ぐ硬度を持ち、透明感のある色と光沢が魅力です。
飽きのこないシャープなデザインが、ブルートパーズの清々しい色味を
より美しく際立たせます。

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2011年2月 8日 (火)

ぶりぶり香合

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お正月の初釜などのおめでたいお茶席で好んで使われる、「ぶりぶり香合」。
八角形の槌のような形に、松や鶴、尉と姥などの縁起物が描かれたものを
よく目にしますが、こちらは桃が描かれており、桃の節句のお茶会にも
重宝していただけそうです。

もともとは、江戸時代に遊ばれた木でできた玩具「振り振り」を模したもので、
玩具の八角形の本体に車がついており、紐を引っ張るとぶりぶりと音が鳴る
ことから、「振り振り」と呼ばれるようになったといいます。

仏師である久保田御季代さんの、彩色と截金が施された美しい作品です。

久保田御季代 「ぶりぶり」   147,000円

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2011年2月 7日 (月)

瀬本容子 テンペラ画

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3月3日、「上巳の節句」は、女の子の幸せを祈り、健やかな成長を願って
室町の時代より続く伝統的な行事です。
桃の花が美しい季節であることから「桃の節句」とも呼ばれ、
雛人形を飾って、はまぐりのお吸い物やちらし寿司でお祝いをします。

1号店・常設店では、桃の節句に先駆けてお雛様とともに
瀬本容子先生の金地テンペラ画の「桃」を展示しています。

イカスミのセピアに、ローズマダーの赤…画面に自然の空気が漂うような
天然の色を使われた、夢のような作品です。
黄金色の喜びに満ち溢れたテンペラ画で、お嬢様のお祝いは如何でしょうか。

瀬本容子 「桃」 板絵 F3

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2011年2月 5日 (土)

古時計の香合

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「古時計」
一般にはふるどけいと読みますが、時計の愛好家の間では
「こどけい」とも読まれます。
古い柱時計といえば、まず頭に浮かぶのが八角形の時計では
ないでしょうか。

時の流れを懐かしみながらお使いいただきたい、古時計の香合です。

「おじいさんの古時計」展に、併せて展示しています。
3号店には、コチコチと心地よい時計の音が流れています。

吉向孝造「古時計の香合」 47,250円

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2011年2月 4日 (金)

梅のある食卓

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「梅家族」2月号の田中愛子先生の梅のある食卓に
藤平寧先生の器をお使い頂きました。
ブルーの深さのある鉢には豆とツナのサラダが、
紙を曲げたような薄い皿にはいかとまぐろの
カルパッチョが盛りつけられています。
どちらも梅を使ったお料理ですので、器の色との
コントラストが美しく、おいしそうです。

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2011年2月 3日 (木)

増田実のパステル画

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八ヶ岳で魅せられた樹木を描く「kodama」シリーズをライフワークに、
刻刻と変化する森の姿をパステルでとらえる増田実先生。

以前、上方銀花のために描いて頂いた、若き日に過ごしたパリの
何気ない日常を描いた作品も好評です。

そんな増田先生の、愛らしい「うさぎ」の作品が届きました。
少しおデブで、あどけない表情のうさぎに、パステルでのやわらかい
タッチがぴったりです。
飾る場所を選ばないハガキサイズの作品。額装も承ります。
かわいいうさぎ達に会いにいらしてください。

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節分

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與兵衛桃林堂さんよりお届け頂いた、節分のお豆さん。
お酒とお塩とともにご飯に入れて炊くと、美味しい大豆ご飯になります。
お豆には、素敵な詩が添えられていました。

桃之夭夭
「桃の夭夭たる 灼灼たる其の華」

若々しく咲き誇る桃の花をうたった古来中国のこの詩は、
その花のような娘が今お嫁にゆく、と続きます。
桃の花に寄せる祝意と喜び。
立春、おめでとうございます。



季節の変わる節目の節分ですが、特に立春が1年の初めと考えられることから
いつしか「節分」といえば、春の節分を指すものとなりました。
立春を新年と考えると節分は大晦日にあたり、前年の邪気を祓う行事が
各地で行われます。
現在では世間で浸透している恵方巻きは、大阪が発祥の地だとか。
福を巻きこんだ巻き寿司を、縁を切らないように丸かぶりにします。
今年の恵方は南南東だそうです。
中国の春節も、今年は2月3日。五穀豊穣を喜ぶ思いは、万国に共通するもので
ありそうです。

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2011年2月 1日 (火)

おじいさんの古時計

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ペルシャに咲く花「魔法の絨毯」展と並行して、3号店では
「おじいさんの古時計」展を開催しています。

古時計の時を刻む音には、人の心を惹きつける不思議な力が
あります。多くは、時計作りの職人たちが、思いを凝らし、技を
尽くした手仕事によって作り出したものです。
週に一度ほど耳を澄ませて時計と向き合い、ネジを回す作業を
愛おしく楽しんでください。
時を告げる音には、懐かしく心を温かくしてくれるようです。

長い年月、時を刻んできた時計ですので、大切にバトンタッチして
時の流れを実りある豊かなものにしたいものです。

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