兎の帯
上方銀花の今年のお年賀状の兎は、「野口」の刺繍帯でした。
ぽってりと厚みが出るほどに糸を重ねて刺繍された兎は、
葛飾北斎の画をアレンジされた図案です。生成色の紬地に、
御太鼓いっぱいに丸々とした兎の姿が刺繍された洒落た帯です。
兎は長い耳を持ち、飛び跳ねる様子から飛躍を意味し縁起がよく
繁栄の象徴ともいわれます。可愛らしく、姿が絵になるので
古くから着物や帯、陶器、蒔絵などの文様に描かれる事も多く
愛されています。
開催中の「野口」の染繍展にも展示しております。
お時間は頂きますが、ご注文も承ります。
2枚目の写真は輪奈ビロードのコート地です。
ふっくら兎が可愛いです。
野口さんに頂いた「末富」さんの生菓子も、頂くのが勿体ないほどの
愛らしい兎さんでした。
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