2009年3月
2009年3月31日 (火)
2009年3月30日 (月)
『赤の世界』展
寺田琳さんとおっしゃられる、ベルリン在住、ドイツを中心にヨーロッパで多くの個展を開催して活躍されている作家さんで、上方銀花では初めて作品をご紹介させて頂く方です。
作品は禅哲学が基になっています。
「Time」時計に羽がはえていますが、禅的考えから来るもので、私達の生活は時間の上にある、ということから生まれています。
2009年3月29日 (日)
繁可恵 オートクチュールニット
お客様よりオーダー頂きました、繁可恵先生のニットの作品です。
シルクの糸にスパンコールを添わせて編まれた、オールシーズン
お召し頂けるエレガントな作品です。
シルクシフォンの襟は付け外しが出来て、白と黒の色違いを
ご用意くださいました。写真は白を付けています。
繁先生のニットは、お召し下さる方の身体のラインを綺麗にみせてくれる
ように考え、編み上げられています。エレガントなラインが素敵です。
2009年3月28日 (土)
2009年3月27日 (金)
輪島塗 西端良雄 木工展
お客様から頂戴した釣鐘草を、朱漆八稜花器に活けました。
漆には殺菌効果があるため、中の水が痛みにくくお花が長持ちします。
試行錯誤の末に生まれた花器は非常に活けやすく、どのようなお花を活けても様になります。
日本伝統工芸展に入選を重ねて日本工芸展の正会員となった後、より自由で幅広い活動を目指して退会。
素材となる木それぞれの特性を生かした形、漆との相性を考え丈夫で美しい器を生み出しておられます。
2009年3月26日 (木)
森暁雄のパールネックレス
お客様より森暁雄先生にオーダー頂いた、ブラックの南洋真珠とホワイトゴールドのネックチェーン。
ポピュラーでありながら、やっぱり憧れてしまう真珠。
そして何処にもないようなデザインをお探しの方も多いと思います。
大粒のブラック南洋真珠のてりがとても美しい、オリジナルのネックレスになりました。
2009年3月24日 (火)
輪島塗 西端良雄 木工展
器の両側に耳のような把手が付くことから耳杯と呼ばれる器です。
耳杯は、紀元前5世紀頃からはじまる戦国時代にすでに作例があり、漆器をはじめ、陶磁、玉そして銀などを素材として、唐時代頃まで盛んに制作されました。
大きなものは汁物入れ、小さなものは酒器として用いられたようです。
こちらは西端氏の『根来塗り耳杯』。
耳の部分も全て一木から削り出されています。
耳の部分がなんとも愛らしくて、楽しいお酒になりそうです。
2009年3月23日 (月)
輪島塗 西端良雄 木工展
木地師として木工ろくろの修業を積んだのち、輪島における分業制に疑問を感じ、塗りまで一貫して手掛けるようになった西端氏の器は、上方銀花の顔ともいえる作品です。
堅牢で使い込む程に味わいが増すその仕事は、日常の食卓に優しさと温もりを届けてくれます。手に馴染みの良い形の表情豊かなお椀に、西端氏の懐の広さがうかがえます。
一度お使い頂くと手放せなくなる、出番の多い器です。
2009年3月22日 (日)
2009年3月21日 (土)
輪島塗 西端良雄 木工展
扱いが大変で、高価、ハレの日のもの…。
いつの頃からか漆器にそんなイメージを持たれる方が増えてきたようです。
けれど、漆はもともと縄文時代から、木という素材に耐久性を持たせ防水のために施されたもの。
その丈夫さゆえに、我々の生活に根ざした器として、焼き物よりも身近にあったものです。
軽く、感触が柔らか。熱いものをいれても手に持ち易い。
英語で「ジャパン」と呼ばれる漆は、日本が世界に誇る用の美を極めた器です。
2009年3月20日 (金)
2009年3月19日 (木)
2009年3月17日 (火)
2009年3月15日 (日)
近隣の風景 樟徳館
先日、ご紹介した大阪樟蔭女子大学の創始者である森平蔵氏の邸宅として昭和の初めに建てられ、現在は文化庁の登録文化財にも指定されています。
構想から7年の歳月を費やしたその贅を尽くした和洋折衷の大正モダンの香りが漂う住居は現在では再現が容易ではないそうです。
2009年3月14日 (土)
森暁雄 ケシパールリフォーム
お客様のお手持ちの、ケシパールのネックレスを森暁雄先生にリフォームのオーダーをなさったものです。
白いケシパールとピンクのケシパールを、上手くグラデーションになるように少しづつバランスを見ながら組み換えていくのは非常に繊細で大変なお仕事だったそうですが、とても美しく、春らしいネックレスが仕立て上がりました。
森先生のネックレス独特の贅沢なボリューム感も魅力的です。
2009年3月13日 (金)
護符
こちらは「護符」といいます。
世界最古の漢字の一つです。
古代中国で漢字が発生した頃に出来ました。
現在、その読み方は伝わっていません。
画数が最も多い漢字であり、護符としての力が大変強いものです。
戦時には、武具や衣服に書いたり刺繍をして身につけたといいます。
天から授かった「天字」として、他の字とは一線を画し別格扱いされてきました。
270年記念帯には、全ての裏地の太鼓の真後ろの位置に、この護符を織り上げました。
結ぶ化方の幸福を心からお祈り申し上げます。
2009年3月12日 (木)
「五毛金」のつくり方
「五毛金」のつくり方
「五毛金」は金箔を四枚重ね、炭火をしこんだ灰の上で焼いていく。
炭はウバメガシの最上級備長炭を用いる。通気して熱された墨が1000度近く上昇する中で、金箔がうまく溶けると不純物が炭の灰に吸着され、純度の高い金が精錬される。
こうして作り出す極限の金箔が「五毛金」である。
2009年3月10日 (火)
「五毛金」の帯
「五毛金」とは、
金の光は災いをはねつける。
金色はこの世ならぬ光り。
仏の体内から放射される光輝を表して、古くから仏像寺院に使われてきた。
蒔絵技法の発達とともに、純度の高い金箔や金粉がつくられるようになり崇高なもの目出度いものを彩った。
中でも「五毛」の金の色は日本人の感性が追い求めた、人間の制御できるもっとも純度の高い金である。
2009年3月 9日 (月)
誉田屋源兵衛の帯展 着付けをいたします。
開催中の誉田屋源兵衛展に、おきもの好きの方がご来店下さっております。
お客様ときもののアドバイザーの方と。
アドバイザーは、明日、火曜日まで、着付けや帯合わせのお手伝いをさせて頂きます。
2009年3月 8日 (日)
2009年3月 7日 (土)
近隣の風景 近鉄奈良線河内小阪駅前
最寄り駅の近鉄奈良線 河内小阪駅前
大阪東部に位置する東大阪市のほぼ中心で、難波駅より15分の距離です。
隣の駅の八戸ノ里駅と共に司馬遼太郎記念館の最寄り駅ですので、この季節には司馬先生がお好きだった菜の花が道沿いを飾ります。
2009年3月 6日 (金)
京都の老舗 誉田屋源兵衛の帯展
毎回ご好評をいただいている、京都に270年続く老舗帯問屋『誉田屋源兵衛の帯展』を、本日より開催しております。
金箔を織り上げた「純金五毛」などの逸品をご紹介しております。
また、他ではみられない特別お値打ち価格のお品もございます。
どうぞお早目にお出かけくださいませ。
2009年3月 5日 (木)
新入荷 村上恭一・作
赤巻ゴブレット 3,885円
赤巻ビアグラス 2,625円
舩木倭帆氏に師事された村上恭一氏。
「いたずらに主張せず、それでいて使い手のイメージが膨らんでいくような、そんな
器作りを心掛けている」と語られます。
使いやすいグラスが二種届きました。
2009年3月 3日 (火)
近隣の風景 大阪樟蔭女子大学
お店から校舎が見える距離です。
幼稚園から大学院までの一貫教育です。
昨年、文化勲章を受章された田辺聖子さんの母校でもあり、学舎内に田辺聖子文学館も開設されました。
NHKドラマスペシャル「白洲次郎」のロケ地となった樟徳館もあります。
2009年3月 2日 (月)
七代目 水野半次郎 作品
水野半次郎作陶展は今日が最終日でした。
今後は1号店で、一部ですが常設いたします。
椿の花を、水野先生の黄瀬戸の片口に活けて。
片口は内側にとげとげが付けられ、おろし鉢になっています。
2009年3月 1日 (日)
桑原実絵・作 おひなさま
桑原実絵・作 おひなさま 262,500円
古来、歳礼の雛の節句は裁縫などの技法が上達することを祈るためのものであったそうで、押絵は女性の優美な嗜みのひとつでした。
日本の美しい風土から生まれ伝わる雛祭りを、貴重な縮緬の昔裂で作られたものです。
時代を経た生地独特の美しさがあります。
最近のコメント