お喰い初め
お喰い初めのやり方は地方によって様々ですが、生後100日を区切りにされることが多いようです。
お子さんが大きくなっても食べるのに困らないようにとの、両親・祖父母の願いを込めての日本の良き風習だと思います。
現在は形式にはこだわらずにされる方が多いですが、元々は家紋の入った漆塗りの器にお料理を盛り付けてお祝いしたものでした。
今でもそのようにされる家庭もあると思いますが、プラスチックの器でされる方も多いと思います。
上方銀花では、お喰い初めに使った器をいつまでも使って頂くことをご提案したいと思います。
子供が大きくなっても、使うことによって、ご両親への感謝の気持ちと物を大切にする心をいつまでも持ち続けて欲しいと願います。
写真は、西端良雄氏と木田克之先生の器を組み合わせました。
尾頭付き魚 手前左 西端良雄 輪島塗椿皿 (鯛が普通)
歯がため 手前右 木田克之 山中塗 小皿 (蛸の足・小石など)
飯椀 奥左 木田克之 山中塗 朱飯椀 (赤飯など)
汁椀 奥中 西端良雄 輪島塗朱椀 (はまぐりのお汁など)
煮物椀 奥右 西端良雄 刷毛目平椀 (かぼちゃの煮物など)
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