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2008年4月

2008年4月28日 (月)

文楽観賞会 その3

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 舞台の上で、吉田玉女さんを囲んでの記念撮影。

写真に一度にはいらなくて3グループに分かれました。

 舞台の上は客席から見ているよりも広く、また舞台そでの様子も知ることが出来ました。

 今回の演目は「競伊勢物語」と「勧進帳」、人間国宝の竹本住大夫さん・鶴澤清治さん・吉田文雀さんらが務められ、それは見事な舞台でした。

 プラスαも楽しめる上方銀花文楽鑑賞会、これからも定期的に続けていきたいと思っております。

 明日(429)から5月7日()まで、上方銀花はお休みさせていただきます。58()より通常営業いたします。

皆様のご来廊を心よりお待ちしております。

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2008年4月27日 (日)

文楽観賞会 その2

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 幕間に楽屋裏から舞台にも上がらせていただきました。

楽屋裏では、偶然にも人形浄瑠璃文楽太夫で人間国宝の竹本住大夫さんとご一緒に橋下大阪府知事がおられ、私たちにも気さくに声をかけてくださいました。

 そして上方銀花専務であり、八尾ライオンズクラブ役員である上方銀花のお母さんと「共に大阪の文化を守り立て、元気で魅力あふれるまちになるよう頑張りましょう。」と握手を交わしました。

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2008年4月24日 (木)

文楽鑑賞会 その1

 昨日は「上方銀花 文楽鑑賞会」でした。

 語り物の音楽・義太夫節と人形が一体となって繰り広げられる人形芝居「文楽」。

20080423__2  始まる前に1時間ほど、国立文楽劇場5階会議室にて「上方銀花 文楽鑑賞会」のために、人形遣い吉田玉女さんから、文楽の聞きどころ、見どころから、ちょっと深い芸談などもお話していただきました。

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 人形は「主遣い」「左遣い」「足遣い」の三人によって、操られています。

足遣い1015年、左遣い約10年を経た後に主遣いを務めて主役が務まるまで、40年近い経験が必要になるそうです。

 近頃はなり手が少なくなっているとのこと。

大阪から生まれた文楽、私たちも観ることによって支え、その文化を守り伝えていかなくてはならないと思います

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2008年4月21日 (月)

五月人形

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あやめの花が美しい季節、5月5日は端午の節句です。

古来、邪気を払うため菖蒲や蓬を軒に差し、粽や柏餅を食べます。

菖蒲と尚武の音が通じることから近世以降は男子の節句とされ、甲冑・武者人形などを飾り、庭前に幟旗や鯉幟を立てて男子の成長を祝うようになりました。

現代の住宅にもあう、手のひらに乗るかわいらしいサイズの五月人形をご紹介致します。

床の間や玄関先など、場所を選ばずに飾っていただけます。

松本鉄山「一刀彫兜」26,250

杉原茂夫「三つ揃」18,900

    「鯉幟と吹流し」21,000

    「九本立枠飾り」29,400

杉原茂夫氏は、日本で唯一人の「江戸玩具職人」です。

8代将軍・吉宗の頃に贅沢禁止令が出され、庶民は派手なものや大きな玩具で遊ぶのを慎まなくてはいけなくなりました。

職人たちは工夫をこらして同じものを小さく作るようになり、これが、江戸玩具の始まりとなりました。

杉原氏のお飾りは、知恵と遊び心をこめた、丁寧で贅沢な細工です。

松本鉄山氏の一刀彫の兜は、彩色に純金箔を使用した本格派。

華やかさと上品さを兼ね備えています。

台座に兜を収納できるようになっています。

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2008年4月20日 (日)

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お写真は、お客様から頂いた八重桜です。

まさに今が満開でとても美しく、仕事中にお花見気分の贅沢な時間を楽しませてもらっています。

上方銀花は、お客様がたのあたたかいお心遣いにいつも支えて頂いております。感謝!

花器は、木田克之作・漆桶です。

漆屋さんから、塗師の作家さんに漆が届く際に使われている桶に干支の古文字をアレンジして描かれました。

漆がたっぷりと浸み込んでいるので水漏れもせず、パーティーの際にワインやビールを冷やすクーラーとしても活躍しそうです。

税込み47250円です。

スタッフ 山本 20080418_

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2008年4月19日 (土)

姉妹店『一穂堂』

東京とニューヨークに「ギャラリー一穂堂」はあります。

「一穂堂」のオーナー青野恵子と、上方『銀花』の神立順子は姉妹なのです。

目指す目的や理念を同じくし、双方協力して運営しております。

扱っている作品はほとんど同じなのですが、大阪で個展が出来ない作家の作品も、東京とニューヨークの「一穂堂」から取り寄せることができます。

皆さんご存じの「徹子の部屋」でつかわれている絵画や置物、コーヒーカップなども「ギャラリー一穂堂」で扱っている作品たちです。

こちらも取り寄せることができます。

ギャラリー一穂堂のホームページはこちらです。

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2008年4月16日 (水)

京繍 長艸敏明の仕事

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お写真は、先日お客様よりお預かりいたしました、長艸敏明先生作の京繍のお振袖です。

長艸先生は、京都・西陣の地の、黒い麻に白く「繍司」と染め抜かれた暖簾の奥の仕事場から、日本の美しい四季に彩られた美しい作品を生み出されます。

10年ほど前に一目惚れなさり、お孫様の成人式のためにお求めくださったものです。

今回、別のお孫様がお召しになられることになり、寸法直しの為にお預かりいたしました。

一針一針繍われたお着物は、10年の時を経ても新鮮味があり、その、高い精神性に裏打ちされた見事な技には、圧倒されるほどでした。

私たち日本人は、素晴らしい伝統と芸術を受け継いでいます。

このような素晴らしい作品に出会える度に、日本人であることの誇りと喜びを感じます。

人の手によって創り出される美しい仕事を、次の世に残し、伝えていくことの大切さを改めて感じました。

また、上方銀花では、お着物の悉皆を承っております。

お仕立て直し、染め直し等、何なりとご相談くださいませ。

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2008年4月15日 (火)

お着物で

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4月11日()から、京の老舗「誉田屋源兵衛の帯展」がスタートしました。

誉田屋創業270年記念の個展なので、大番頭の岩津さんがとても頑張ってくださっています。

早速、着物のお好きな方々が来てくださいました。

素敵ですね、お着物姿。

袂からチラッとみえる長襦袢まで、とってもおしゃれに着ておられました。

時々、お客様方と文楽などをご一緒させていただいているのですが、そのときの皆さんのお着物姿を楽しみにしています。

こういう機会に恵まれるようになって、私も着物に目覚めてしまいました。

まだ初心者なので、今回も大番頭さんからいろいろなお話を聞いて勉強しています。

知れば、また面白みも違ってきます。

一目惚れの帯があったので、最終日までそれがあったら手にいれたいと思っているのですが・・

創業270年記念のビックリするような特典を誉田屋さんが用意してくださっているので、手に入れるなら、こういうときがチャンスかなとも思うのです。

スタッフ 片山

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2008年4月10日 (木)

頑張る

頑張る、とは

①我意を通す。

②どこまでも忍耐して努力する。

③ひとつのところで動かないでいる。

という意味があるそうです。

今の時代、この頑張るということが、ちょっとばからしいと思われる風潮にあるように感じます。

安易なほうへとどんどん流れていって、手軽で便利なものばかりがもてはやされます。

素晴らしい日本の匠の技も、そんな中でどんどん失われつつあります。

手間暇を惜しまず、妥協することなく、脈々と伝わってきた日本の伝統の技が消えていくのが耐えられません。

上方『銀花』はこの東大阪で20年ちょっと、世界に誇れる日本の素晴らしい工芸作品を皆さんにご紹介したいと頑張ってきています。

こんな時代だからこそ、この小さなギャラリーから、作品を通して日本の素晴らしさを広めていきたいと思うのです。

ということで、明日からの個展では、京都に270年続く帯問屋「誉田屋源兵衛」の帯をご紹介します。

http://www005.upp.so-net.ne.jp/KamigataGinka/backnum/exp_bn/08_04b/08_04b.html

その帯の素晴らしさといったら、日本人の美意識や、日本文化の奥深さがひしひしと伝わってきます。

どうぞ楽しみになさっていてください。

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2008年4月 7日 (月)

母の日の贈りもの

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母の日に、日頃の感謝の気持ちを込めて、こんなルーペの贈り物はいかがでしょうか。

これは、現在開催中の木田克之氏の作品です。

これをペンダントにしたら、見づらい時にすぐ使えるし、とってもおしゃれだと思いませんか?

価格は1万円です。

個展終了後は、上方『銀花』1号店で常置する予定です。

1号店では、他にも母の日に喜ばれそうな作品をいろいろと揃えております。

母の日の贈りものに悩んだら、ちょっとのぞいてみてください。

                      この作品は現在品切れ中で、受注製作となります。

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2008年4月 5日 (土)

上方銀花Web 「季節のおすすめ商品」のご紹介

このたび、上方銀花ホームページで「季節のおすすめ商品」をご紹介することになりました。

初回は岩手県盛岡市の老舗、中村工房さんのホームスパンです。

この季節、日中は暖かいけれど夜になるとぐっと気温がさがるので、薄手のストールをもって出かけると重宝します。

以前、大阪限定の番組()「ちちんぷいぷい」で中村工房さんが取り上げられたときは、すごい反響でした。

大阪での取扱店は上方銀花だけですので、すぐに在庫がなくなってしまって、多くの方々にお待ちいただくなどのご迷惑をおかけしました。

中村工房さんの作品を一度手にすると、他にないその風合いに心奪われるかたが多いようです。

この作品をご紹介している上方銀花ホームページはこちらです。http://www005.upp.so-net.ne.jp/KamigataGinka/recommend.html

お気軽に上方銀花までお問い合わせください。

TEL:(06)6725-3320

FAX:(06)6730-5600

e-mail: kamigata@amber.plala.or.jp

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2008年4月 4日 (金)

開催中の「加賀の雅 多田鐵男/木田克之 二人展」より

現在開催中(2008.3/28金~47)の「加賀の雅 多田鐵男/木田克之 二人展」に、今日は、山中より木田克之先生がお見えになりました。

木を触られる作家さんには多いのかもしれませんが、木田先生も、大らかで(体格も大柄です!)、謙虚な方です。

永い時間をかけて育った木に手を加えて、新しい作品を作り出すには、この様な姿勢が大切なのかもしれません。

木田先生の作品は、京都の菊乃井さんや嵐山吉兆さんなどでもつかわれているそうです。

時代感覚にあった新しい漆器を創作しておられます。

先週は、多田鐵男先生がお見えになっていました。

多田先生はとてもお優しい方で、使いやすさも考えながら作品をつくります。

たとえば「スープカップ」。

手のちからが弱くてもにぎりやすいような持ち手になっています。

多田先生は、石川県のクラフトを盛り上げようと若い作家さんのご指導にも尽力しておられます。

上方銀花では、個展期間中に作家さんが何日か在廊されますので、作品と共に作家さんのお人柄にもふれていただきたいと思います。

この個展をご紹介している上方銀花ホームページはこちらです。

http://www005.upp.so-net.ne.jp/KamigataGinka/backnum/exp_bn/08_04a/08_04a.html

上方銀花 スタッフより

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